ほんの少し手を加えることで、思いもよらない構造体が出現する様な、そんな構造の面白さ、美しさをもった物体を、エッチング技法と真鍮等の金属を用いて、日々模索し、製作している工芸作家“ものづくりの部屋”。
『プチ ラボラトワール - 手のひら研究室』は『プチ ミュゼ 〜手のひらの博物館』の中にある空想上の研究室です。実際に博物館にあるモチーフや、そこから発想してイメージした少し不思議なものなどをミニチュア化しています。実際にある物体を、忠実にミニチュアとして再現するのではなく、エッチングという手法が得意とする線的な要素を効果的に用い、あくまでも自分が美しいと思うイメージの中のフォルムにこだわっています。平面が立体に変化していく瞬間を楽しい作品です。
この作品は紀元前からの歴史をもつ「天球儀」を金属の環の構成で表した装置。それをミニチュア化し、小さいながらも存在感と雰囲気のある作品に。(8ミリ球の蓄光ガラスビーズ・ブルーは、光を蓄えると発光します。)
こちらは自分の手で組み立てを行う『クラフト版』です。必要な素材と組立説明書が付属されており、細かな作業を行います。
※エッチング技法
真鍮や洋白の金属板を、一定の時間、腐食液(塩化第二鉄水溶液)に浸すことで、目的の形状を得る技法。もともとは、銅版画や、銅版印刷の技法で、浸す時間を調節して、完全に貫けるところまで調節したもの。
※組み立てについて
一枚のカードからご自分で製作していただく作品です。組み立て方の説明書を見ながら作れます。対象は12歳以上で、12歳以下の方が組み立てる時は保護者の方も組み立て説明書をお読みください。
※細かな作業が必要なため、上級者向けの作品です。ピンセット必須の作品です。
■サイズ: 直系2.5cm×高さ4cm(ガラスドームの大きさです)
■ガラス製品なので、『佐川急便』のみの発送となります。